しばらくぶりのブログアップです。ここのところフェイスブックにて近況を軽く軽く載せており、ブログを疎かにしていたことに反省です。さて、当事務所もなんと10周年を迎えることが出来ました。あっという間でした。多くの皆様に支えられ助けられここまでやってこれました。あらためて感謝申し上げます。
今年に入ってからというもの、休日らしい休日はなく、来月のお盆時期も休む予定はありません。この期間こそ、受託業務を一気に進めるチャンスだからです。当事務所の特徴なのか、業務には必ずといってよいほど、紆余曲折してきた案件が持ち込まれています。だからこそ醍醐味があり、完結後のお客様と共に心から喜びあえるのですからやめられません。
また、公的な意味合い深いお仕事も舞い込み新聞紙上に掲載されるなどテンションが一気に盛り上がります。最近では、生前整理や遺産整理に関わる業務が非常に多く、そのためか地方への出張機会が増えていることも実際です。昨日も、日曜日から帯広、北見方面へ出張し、現地で新たな業務を受託してきました。しばらくは、何度か往復することになるでしょう。
また、本州方面からの生前整理のご依頼もあります。生前整理に、行政書士がどのように関係するのかと疑問を持たれる方も多いと思いますが、実は、いくらでもあるのです。私の得意分野の一つとして、不動産に関することがあります。それも原野商法絡みの調査案件です。昨年も本州や四国から調査依頼があり、一喜一憂する場面に出くわしました。
後世に承継すると一言でいいますが、それはそれは幅が広く、土地の沿革を掴み、さらにその当時の時代背景を鑑み、何故、そのような土地を購入することになったのかまで推測し、お客様に報告することになります。それが、案外見落とされているケースが往々にしてあるのです。原野商法に関わらず、案外、不動産(土地)を保有している方々にも何らかの支障があるかもしれません。
土地を購入するときの心理はどうでしょう?家を建てるときの心理はどうだったでしょう。土地について自ら様々な資料を収集して調査をしたでしょうか?誰か任せにしていませんでしたか?登記しているから大丈夫などと思っているわけではないでしょうね?こんなことを相談者に投げかけています。時すでに遅しなんてこともあり得ます。私の立場として直接的に解決を図ることはほとんど難しいでしょうが、何かしらの方法についてお伝えすることが出来る可能性があります。
財産を保有した責任として、後世に承継するのであれば、元気なうちに内在している問題点をあからさまにしておくことで、将来、相続が開始されたときにスムーズにことが運ぶことでしょう。先週、土曜日には午前はある小学校の社会学級にて、また、午後は福祉関係のボランティアグループにて、生前整理と終活をテーマとして講演してきました。午前午後で総勢70名近くの方々に聴いていただくことができました。そこで、出た共通する心配ごとが浮き彫りにされたのです。
その浮き彫りになったことを基に、お取引先の社長との会話の中で、法人化しようかという新たな話題も出てきました。その根底にある大きな目的や命題はただひとつ・・・「安心」というキーワードです。法人の話しは夢物語としても、何らかの形にして「安心」を掴んでもらおうと考えています。その前提で、来月中にある小さなイベントを開催します。生前整理、終活は決して他人事ではありません。財産の大小でもありません。生きているからこそ避けられないこと。それは十人十色なのですが、生きているという共通項がある以上避けられません。
また、生前整理や終活についてブログにてお知らせします。
そういえば、函館市役所本庁舎と湯川支所の戸籍関係の窓口付近のモニターに昨日から不思議な内容のものが映し出されています。もし、興味があれば行ってみてください。
今、存在していればいい。そんな世の中のような気がしています。でも一人一人の一歩一歩とそのリレーで変わっていくはずです。
愛情と反対のことは、憎む、無関心、背く、見捨てるだと思います。何も生みませんよね。
これからも、お客様と喜びを分かち合える時が続いていきます。その時々は宝ですね。