JUGEMテーマ:
日記・一般つい先日、娘のピアノ発表会に親らしく会場へ足を運びました。幼稚園児から成人に至るまで、多くのピアニスト達が参集して、日頃の腕を振るっていました。
真っ先に感じたことは、生の音楽は素晴らしいということ。上手下手はよく分かりませんが、生の音を耳にすることは日頃の日常から気分をしっかりと転換できました。
会場では、演奏者の親や祖父母たちが目を輝かせながら、わが子の出番を今か今かとまっている姿が目に入ってきました。親子の絆を感じられた瞬間です。
わが娘も、ピアノに向かう姿を見て、随分と背が高くなったと目を細めていました。伴奏は推して知るべしということで敢えてここでは書き出しませんが、笑わせてくれましたね。苦笑
全てのプログラムが終わり、一息ついた後、主宰者である先生のユニットがミニコンサートを開いてくれました。ピアノ、バイオリン、ベース、そして、カホンの4名により、軽快な音楽を奏でてくれました。
全ての楽器の存在感を感じながら、その見事にバランスが取れた演奏には感動を覚えたものです。その中でも、カホンという楽器には、目を引くというより耳を取られました。そもそもペルーが発祥の地である楽器のようですが、ドラムが無くとも違和感なく聴き入ってしまいました。
カホンは木製の立方体の箱ですが、叩き方や叩く場所により一般の太鼓のように聞こえたり、時には金属音にも聞こえたり、奏者のセンスがしっかりと発揮できる楽器なのかなと思いました。
楽譜は特段なさそうですし、その時々の一瞬の判断で音にするという醍醐味を感じました。アドリブありの楽器かなと素人の私がこんなことを言うと専門家に叱られそうですが、そう感じてならないのです。
このカホンを日常生活に置き換えてみると、もしかすると、ちょっとした瞬間にちょっとした何かのエッセンスを加えることで生活も変わるでしょうし、型にはまったところから脱するとそれはそれは自由闊達に自分自身を表現できるとも思えます。
カホンの演奏を見聞きしたとき、奏者の発想に委ねられている、奏者の想いを如実に反映できることから普段の生活様式に応用すれば、もっともっと充実した毎日を送れるのだろうなと勝手に考えていました。
ミニコンサートが終了した後、娘とともに主宰者の先生にご挨拶に行くと、カホン奏者の方が私のことを見ていたのです。すると近くに来て下さり、「青ぽに毎月出ていますよね。僕、毎月読ませていただいています。」と言われ、照れくさいような嬉しいような気分になったのでした。
そのカホン奏者の方は、物腰柔らかい方で、音楽教室でカホンを教えているそうです。時間があれば、私もカホンを習いに行ってみたいですね。自分の感性はいかに・・・自分自身を推し測れそうです。カホンは素晴らしい楽器ですよ・・・